目的地が明確に決まっていれば、そこへ行くための方法は無限にあります。
(詳しくは第1回参照)
とは言え、それは幾通りもの「方法」を知っていてはじめて言える言葉であり、極端に言えば
、交通手段を何も知らない人達にとっては、目的地がどこであろうと方法は「歩く」のみ、
です。 すると必然的に多くの制約を受けることとなり、ほとんどの目標達成が非現実的な
ものとなってしまう訳です。
だからこそ、方法を知ること・考えること、すなわちマーケティングが必要不可欠なのです。
さて今回は、「トリプルWinマーケティングが如何に大きな可能性をもたらすか」をわかりやす
くご理解いただける手法を紹介いたします。 それは「アナザーブリッジ(新たな架け橋)」と
呼ばれ、「ターゲットへのアプローチを他社と共有
し、自社へ誘導する新たな架け橋を
重ねる」というものです。
◆クロスセル
ファーストフード店で、「ポテトもいかがですか?」と勧めてくる、あの手法を「クロスセル」と
呼びますが、それを2者以上でアナザーブリッジすることが、最も簡単で有効です。
例えば、不動産が新規入居者にインテリア店のチラシを配り、インテリア店では店頭に
不動産のパンフを設置する、など。
◆トライアングルWin
さらに1歩進めて、「ターゲットへのアプローチを3者間で連結し、自社へ誘導する新たな架け
橋を互いに連動して作る」ことができると、長期的な利益を生み出す「トライアングルWin」の
図式を完成させることができます。
例えば、「飲食店」と「タウン情報誌」と「映画館」の3者でアナザーブリッジを行ない、お店に
は店内に映画ポスターを貼り、タウン情報誌には映画宣伝を入れ、映画館では飲食店の
割引券とタウン情報誌を配布する、など。
トライアングルWinの強みは、2者間では成立しない取引が3者間で成立したり、2者間取引
に比べて価格低減要請が起こりにくい、という点にあります。 つまり、長期的でグローバル
なビジネスを構築できる、ということです。
実は、業種に関わらず「似たようなターゲットの業者」は思いの外多いものであり、
また、彼らは既に、それぞれが独自の「誘導ルート(ブリッジ)」を持っているのです。
アナザーブリッジとは、そういったお互いのブリッジを共有しあったり、連結したりすることで、
新たな宣伝費用をほとんどかけずに、お互いに誘導効果を上げていくもので、まさに
「Growing up Together」となるトリプルWinマーケティングの代表的な手法なのです。
自社にとって、仕入れ先または販売先に成り得るか否か、という自己中心的な視点だけで
なく、「似たようなターゲットか否か」という新たな視点で周りを見渡したり、トライアングル
作りの観点で見渡すと、ここにもあそこにも、パートナーと成り得る企業がひしめいていること
に気づきます。
そしてその数は、アナザーブリッジによる御社の業績UPの可能性そのものなのです。
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